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販売員、接客業がプログラミングを学びエンジニア転職する方法【実例で解説】

爆増中

接客業や販売員からプログラミングを学んでエンジニア転職する人が鬼の様に急増しています。

実際、私の友人に携帯販売員だった男がいるのですが昨年プログラミングを学んでエンジニアに転職しました。

何気に携帯販売員からエンジニア転職してる人はかなり多いんですよね。

彼曰く立ちっぱなしで身体がつかれるとかよりも

理不尽ないちゃもんをつけてくる客に『すいません』とペコペコ謝らないといけないのが辛いんだよね。こっちがブチ切れたいくらいなのにね。

前からグチっていたんですよね笑
これ社会学で言うところの感情労働です。この感情労働をし続けるのに耐えられなくなったそうです。

感情労働とは…
感情の抑制や鈍麻、緊張、忍耐などが絶対的に必要な労働のこと

確かに私も学生時代に居酒屋でホールアルバイトをやっていたので少しは分かるんですよね。友人が愚痴りたくなる気持ち。

アルバイト後は接客で気力を使い果たし、もう彼女にメールを返信する気すらなくなってたのを覚えています(それとこれとは関係ないかもですが笑)

今振り返るとあの特有の疲れは感情労働のせいだったのだろうと思いますね。それと比較するとエンジニアは割と気楽に仕事ができます。もちろん頭は使いますが、他人に対してペコペコする必要性はほぼないですしね。

現在、接客や販売の仕事に不満を持っていたり将来不安を抱えている人はエンジニアへの転職をおすすめします。

数か月コツコツとしっかりプログラミング学習できればまずエンジニアに転職できます。

本記事では接客業や販売員からエンジニア転職できる理由やメリット、方法について解説します。

目次

販売員や接客業からITエンジニアに転職できる理由

接客業や販売員からエンジニア転職できる理由は以下3つです。

1.実際に販売員や接客業からITエンジニア転職に成功している人が沢山いるから
2.空前のエンジニア不足で実務未経験も採用されるようになっているから
3.飲食業での「原体験」や「視点」が評価されやすいから

1.実際に販売員や接客業からITエンジニア転職に成功している人が沢山いるから

筆者はこれまで色んなプログラミングスクールの受講生20人ほど取材してきましたがその過半数は販売員や接客業の人でした。

たとえば以下のような経歴の人がいましたね。

・家具販売員
・遊園地の案内係
・ラーメン屋店員

みなさん、立ち仕事が多いのと感情労働でストレスが溜まりやすい環境にいた点は共通しています。
あと口を揃えて言っていたのが「専門スキルがついてる感覚がなく将来が不安」ということ

そんな彼らは現状を打破するために無我夢中で行動したわけです。
プログラミングに全く触れたことのない状態から数か月学習に打ち込みエンジニアに転職してます。

2.空前のエンジニア不足で実務未経験も採用されるようになっているから

現在、空前のエンジニア不足です。

人材会社のDodaが発表した求人倍率だとIT・通信部門の求人倍率はなんと5.22倍です。異常な高さです。

転職求人倍率レポート(2020年11月

つまりエンジニア1人に対して5社以上が群がっている状態。

エンジニアの取り合いです。

ただ実務経験のあるエンジニアほど転職市場にはいません。そもそも転職しなかったり、求人サイトに登録しなくても友人・知人の紹介だったり人づてのリファラル採用で転職先が決まっています。

経験あるエンジニアの採用はハードモードになっています。

そのため現在は未経験者でも最低限のプログラミングスキルと学習を継続できる自走力があれば採用されるようになっています。

簡単にまとめれば以下の様な状態です。

経験豊富なエンジニアの採用は難しい

企業は未経験の採用に白羽の矢を立てている

実務未経験でもポテンシャルがあれば採用される

3.販売員や接客業での「原体験」や「視点」が評価されやすいから

販売員や接客業での「原体験」こそがエンジニア転職において良い方向で作用します。

たとえば私の友人のエンジニアの例ですが、彼は学生時代に服屋でアルバイトをしていました。

その服屋ではタブレットで全店舗の在庫確認や商品検索ができるシステムを採用していました。

お客さんから「この服のMサイズの在庫ありますか?」と質問された際に私の友人はタブレットでサッと在庫を確認。

その店舗には在庫がなかったもののすぐ近くの店舗に在庫があると分かったので取りに行きました。取ってきた服を差し出すとお客さんはたいそう喜んでくれたそうです。

彼はその経験からITシステムが顧客満足にダイレクトに関係していることを実感。そして「自分もITシステムを開発できるようになりたい」と思ったのがプログラミングの勉強を始めたキッカケだそうなんですね。

こういう原体験は極めて重要かなと。

まず未経験のエンジニア転職では面接で「なんでエンジニアになろうと思ったんですか?」と聞かれます。

その際に原体験を語ることが出来れば高く評価されやすいです。

あとは原体験がある人は自分ごととしてシステム開発に熱意をもって取り組んでくれることが期待できますしね。

接客や販売向けのITシステムを開発している企業も多いです。それらの企業は接客や販売業で原体験のあるエンジニアを強く求めています。

販売員や接客業からITエンジニアに転職するメリット

販売員や接客業からITエンジニアに転職するメリットは以下3つです。

1.収入が上がる
2.スキルがつき将来不安がなくなる
3.働き方の自由度が増す

1.収入が上がる

販売員や接客業からITエンジニアに転職するとほとんどの人は収入は上がるでしょう。ITエンジニアの場合、初年度の年収は300~400万円ほどとなります。

ITエンジニアの初年度は研修期間みたいなものです。そこから経験を積んで転職すると年収は300 → 600万円と右肩上がりに上昇していきます。

おすすめなのは管理職としてマネジメント経験を積むことです。マネジメント経験を積んだうえでエンジニアリングマネージャーやCTOなどの上位職に転職すれば年収1000万円も超えてきます。

ただこれは割と時間がかかるのでもっと早期に年収を上げたい人ならフリーランスエンジニアになるのも良いでしょう。

フリーランスなので案件が途切れるなど不安定さはありますが収入はアップサイドを狙えます。

参考までにフリーランスエンジニア向け案件紹介サイトのレバテックフリーランスで案件を確認してみましょう。

レバテックフリーランス

Rubyの案件の平均単価は79万円です。年収換算すれば約950万円となります。これが平均です。

2.スキルがつき将来不安がなくなる

販売員や接客業からエンジニア転職を希望している人の相談に乗ると必ず出てくるのが以下のセリフ。

今の仕事だとスキルがついてる感覚が全くなくて将来が不安でたまらない。歳とってからも今の働き方のままでやっていけるのだろうか

この不安を抱えている人の心情は十分に理解できます。

わたし自身もかつては保険営業マンだったのですが保険を売ってるだけで何のスキルも積みあがってる感じがなく空虚な感じがしたんですよね。

このまま歳とって転職できるだけのスキルが自分にあるのか?と不安がありました。

一方でエンジニアの場合、働く中で市場価値の高いスキルは否が応でもついていきます。

断っておくとエンジニアが獲得できる市場価値の高いスキルとはプログラミングスキルのことではないです。

エンジニアが持ちうる稀少性のあるスキルとは世の中に存在する非効率をシステム開発によって解決していく「問題解決能力」です。

非効率な業務や仕組みは飲食、農業、金融ありとあらゆる業界に存在します。非効率が存在する場所には必ずと言っていいほどエンジニアへのニーズもあります。

エンジニアが仕事に困ることはこの先10年、いや20年はないでしょう。

3.働き方の自由度が増す

販売員や接客業がつらいのはずっと立ちっぱなしで店舗に張り付いていないといけない点でしょう。

販売員や接客業だと決められた休憩時間以外はその場を抜け出してはいけないのが普通です。

エンジニアだとちょっと疲れたらたばこ休憩とか、コーヒー休憩で休憩室に抜け出してもOKです。

これが許容されるのはエンジニアは顧客に常に対応する必要がない仕事だからです。

あと販売員や接客業だとモンスター顧客に遭遇する機会もあるでしょう。

理不尽なクレームをつけられてそれでもペコペコ頭を下げて対応しなければならず疲弊してしまう。

エンジニアだとこういう顧客関連のストレスになる機会はグッと減ります。そもそもオフィスに出社しなくても良いリモートワークを導入している企業も増えていますし働き方の自由度はエンジニアの方が圧倒的に高いですね。

販売員や接客業からITエンジニアへの転職を成功させるポイント

販売員や接客業からITエンジニアへ転職する上でどんなスキルが求められるのか。これ知りたいですよね。

先に言っておくと企業は未経験に対しては実務レベルのプログラミングスキルは求めていないケースが多いです。もちろん高いレベルのスキルがあると有利なのは間違いないです。

しかし企業が見るのはスキル以上に新しい技術にキャッチアップするために学習を継続できる、問題にぶち当たった際に自ら問題を解決できる「自走力」と業務を遂行するに足る「論理的思考能力」ですね。

・自走力
・問題解決能力

「自走力」と「論理的思考能力」を採用企業に示す上でベストなのはポートフォリオとして自ら企画し開発したオリジナルWebアプリを開発して持っておくことです。

オリジナルWebアプリとは以下の「靴のシェアリングサービス」のようなものになります。

オリジナルWebアプリのソースコードを見ながら面接すればその人がロジックを一つ一つ理解してコードを書ける人なのか論理的思考力は分かります。

オリジナルWebアプリをどのような考えを持って開発したのか質問すれば自走的に考えたり、学べる人なのかも把握できます。

オリジナルWebアプリをポートフォリオに持っておりエンジニアの素養を裏付けるエピソードを語ることができれば高確率で採用されます。

販売員や接客業からITエンジニアへ転職する方法

販売員や接客業からITエンジニアへ転職するには以下の2つに取り組みましょう。

1.オリジナルWebアプリを開発する
2.販売員や接客業をする中でエンジニアになりたいと思った原体験を整理しておく

前述した様にエンジニアに求められるのは問題にぶち当たった際に自ら問題を解決できる「自走力」と業務を遂行するに足る「論理的思考能力」です。

採用時点では一定のプログラミングスキルがあればOKで、それよりも上記のマインド・資質に当たる部分が重要です。

そしてそのマインド・資質があることを示すにはオリジナルWebアプリをポートフォリオに持っておくのがベストです。

ただしこのオリジナルWebアプリ開発は難易度が高く独学だとほぼ不可能でしょう。潔くスクールの助けを借りましょう。

わたし自身もエンジニア転職した際にオリジナルWebアプリを開発しましたがスクールを受講しなければ到底開発できなかったと思います。
現役エンジニア講師からフィードバックやヒントをもらいながら何とかオリジナルWebアプリを開発できました。

販売員や接客業をする中でエンジニアになりたいと思った原体験を整理しておく

エンジニア転職する上で販売員や接客業からエンジニアになりたいと思った「原体験」を語ることが出来れば強いですね。

前述した私の友人のエンジニアの例の様に
接客業で使っていたITシステムの便利さに感銘を受けて自分もITシステムを開発してみたいと思った
とか
働いていた店舗の在庫管理が杜撰で非効率だったので在庫管理システムを開発することで効率化したいと思いました。これがプログラミングを学びエンジニアになりたい思ったキッカケです

とか。

「原体験」があってエンジニアになりたい人は一貫性があってすぐ辞める心配も少ないですし何より自分事として開発に意欲的に取り組んでくれることが期待できます。

企業としては「原体験」のある人を優先的に採用したくなるのです。「原体験」がない人は今から作り出すのでも間に合いますよ。

結論:販売員や接客業からITエンジニアへ転職するのはかなりおすすめ

販売員や接客業からITエンジニアへの転職は間違いなく悪くない選択です。

というのも収入は今より上がるでしょうし対人関係によるストレスも減り生活の質が上がります。

さらにIT活用は全産業において急ピッチで進んでおりエンジニアはその中核となる人材なので引っ張りだこ状態です。仕事に困ることはありません。

エンジニア転職は今後のキャリアを考えるとベターな選択となるでしょう。

皆さんの健闘を祈っています。

なお以下でおすすめスクールを紹介しているので興味のある人は見てみてください。

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